2007年09月01日

キャプチャー効果 capture effect

アクセスポイントのまわりに端末が2つあります。無線の話です。
この2つの端末はアクセスポイントに向かってパケットを送ろうとします。ここで、送りたいパケットは途切れることなく存在するとします。

この2つの端末がアクセスポイントに同時にパケットを送った場合、アクセスポイントのまわりでコリジョン(衝突)が起こります。

コリジョン(衝突)を検知した2つの端末はそれぞれバックオフ時間を設定します。最初、バックオフ時間は0秒か1秒のどちらかからランダムに選択するとします。

例えば、片方の端末Aがバックオフ時間0秒を選択して、もう片方の端末Bがバックオフ時間1秒を選択したとします。
この場合、まず端末Aのバックオフ時間が先に切れるので、端末Aが通信できるようになります。

さて、端末Aのパケット送信が終わった後、次はどうなるでしょう。

端末Aのパケット送信が終わった後、AもBも次の通信をしたいと思います。当然ここでもう一度コリジョン(衝突)が起こります。
ここで問題になってくるのがバックオフ時間です。

端末Aのバックオフ時間はさっきといっしょ、0秒か1秒です。
しかし、端末Bは、さっき一度通信に失敗しているという履歴があるので、バックオフ時間は倍の[0秒、1秒、2秒、3秒]のなかからランダム選択することになります。

端末Aは[0秒、1秒]、端末Bは[0秒、1秒、2秒、3秒]。

端末BがAに勝って通信するには、Aが1秒を出して、Bが0秒を出すしかありません。でもその可能性は低いです。
だから、つぎも端末Aが通信する可能性が高いです。

キャプチャー効果というのは、この片方の端末が勝ち続けてリンクを独り占めしてしまうことをいいます。

バックオフを繰り返すほどバックオフ時間は長く設定されるので、悪循環になります。
また通信に成功している方の端末はウインドウサイズをどんどん増やしていくので、これも悪循環になります。
タグ:capture effect
posted by 野原さん at 12:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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