単純な脳、複雑な「私」
単純な脳、複雑な「私」。これが最近読んだ中でベスト3に入る面白さでした。もう一回人生があったら発売日に買いに行って読んでると思います。
書いてある内容は「脳について」。脳科学。脳のしくみ。
知らない内容が多すぎて、気になるページの端を折って読みすすめていると、折ったページ数が全体の半分近くになってしまいました。
せっかくこんなに面白かったんだから、なんか書いて残しておこうと思いました。でも一から書くのはしんどいので、すでにある人様の書評エントリの文章を借りて残しておくことにしました。
フィードバック回路
この本を読んでもう2ヶ月くらい経つのかもしれない。
いまこの本の内容で覚えていることはただひとつ。
それはフィードバック回路についての記述です。
細かくは難しくて覚えていませんが、たしか「フィードバック回路があるから再帰が発生し、心が生まれる」という感じだったと思います。
この本のフィードバック回路と心の関係について書かれている部分を読んだときの衝撃は今でも忘れません。
ただ、難しい話だったので、ここで内容を説明することはできません。ひとに説明するほど理解ができませんでした。
ただ、そのときの衝撃は覚えています。
下記ページでフィードバック回路について知れます。
ノイズをエネルギー源として秩序あるものが浮かびあがる様は本当に生き物のようです。
単純な脳、複雑な「私」 動画特設サイトあんなに分厚い本の中で、同じ部分に興味を感じている人がいてうれしいです。
『単純な脳、複雑な「私」』 池谷裕二 - いつか どこかで
フィードバックで生まれる創発が心と関係してきます。 というのも脳は身体や環境を通じて自分をわかるというフィードバックの回路になっているので創発を生むわけで、その創発の産物のひとつが「心」。 つまり、心は脳のフィードバック処理のプロセス上、自動的に生まれるもの、ということになる、らしい。 ということは、何かを楽しいと感じたり、落ち込んだりするのも脳の活動の結果ということ?と考えると、心は不思議だって思うでしょ。 でも、心を不思議だと感じるのも理由があるというんですね。 それは、考える脳をまた脳が考えるという「リカージョン=再帰」の効果が関係しているそうです。
言語の獲得や、無限の概念の獲得。これらとフィードバック回路によるリカージョンを結びつける論理展開はワクワクしながら読んだのを覚えています。
池谷裕二 『単純な脳、複雑な「私」』 - 黄金抵触 : Memorandums for Myself
「脳」を使って「脳」を考える。――僕らはこのリカージョン(=再帰、入れ子構造。フィードバック回路の特殊なタイプ)を無限に続けられるから、「無限∞」という概念が獲得できる。同時に「有限」というものを理解し、ヒトの欲望は過剰になった。だが、リカージョンをする集合体は必ず矛盾をはらんでしまう(ラッセルのパラドックス)。脳科学は脳を脳で考える学問だから、その論理構造上そもそも「解けない謎」に挑んでいる可能性があるとも言う。気鋭の脳科学者が「逆説」に向かって疾走する、第一級のスリリングな哲学書。
まとめ
この本で私が一番衝撃を受けたのがたまたま「フィードバックと心」の部分だっただけで、この本の魅力は他にもたくさんあります。
さっきも言ったように、気になるページの端を折って読み進めていたら最後には半分ちかくのページの端を折っていました。
また機会をみて読み直すんだと思います。